韓国・朝鮮と日本人―韓国・朝鮮人の嫌いな日本人日本人の嫌いな韓国・朝鮮人

この著者は天皇制否定で日本は謝罪と反省が足りないと考えている。事実に対する解釈は私と違うけれど、扱われる事実とその比較が興味深かった。

日本人は他国へ移住すると、現地の人に気を使い、差別に耐えながら信用と社会的地位を上げるために涙ぐましい努力をするが、日本に移住したコリアンは全く逆のことをしている。

溶け込もうと努力しないし、民族性を維持しようとする。彼らは威たけだかに日本社会を攻撃・批判し続ける。中にはイチャモンに近いクレームもある。

世界を目を向ければ、植民地支配で不幸にされた国が宗主国と良好な関係を結んでいる。

この本は他国の植民地支配や差別の実態に多くのページをさいている。国際比較するとコリアンの異様さが際立つ。

アルジェリア人が宗主国フランスに尊敬と憧憬の目を向けるのはなぜなのか。朝鮮より台湾支配の方が酷かったのになぜ親日なのか。

日本の統治は他国と比べると善政だったのに、日本だけがこんなに恨まれるのはなぜか。なぜコリアンの憎悪は執拗なのか。

結論を先に言うとこれが国民性なのである。

コリアンは反省とか自戒するという思考回路がない。うまくいかない時はすべて人のせいにする性質がある。その思考のせいで日本社会に対して尊大な態度になる。権利を獲得するためには「時には法律を無視してもかまわない」と考える。

さらに朝鮮人にしてみれば日本人は見下しの対象だったので、「こんな劣った奴らに支配されるなんて！」と恨みも増大する。

逆に日本人は加害者になった時も被害者の場合も「過ぎたことは水に流す」というあっさりした性質をもっている。そんな日本人からするとコリアンの執拗さが異様に見えるし、歴史をよく調べもせずに「そんなによほど酷い目にあったんだ」と謝罪してしまうのである。

日本人は淡白。コリアンは恨みがましい。この対照的な性質の違いが反日のもと。

両者とも冷静に国際比較をしたり歴史を客観的に見直したりする必要があると思う。

日本人のコリアンのためを思う善意が、結果としてコリアンを傷つけた。日本人は同化政策も創始改名も善政だと思っていた。

もう日本は韓国に投資したり技術を教えたりという親密な深いつきあいをするべきではない。東アジア共同体だの移民だのトンデモナイ。

隣国だから友好のためという善意でもダメだ。日本人の「よかれと思って」はよけいなお世話なのだ。今後は「隣国となるべくつきあいを避けるためにどうすればいいか」を考えた方がいいと思う。つきあわざるを得ないからこそ距離を置く努力をするべきだ。

せいぜい商売は現金とっぱらいで、軽い文化交流ぐらいですませておけばいい。