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古代アステカ王国―征服された黄金の国 (中公新書 6)

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スペインに滅ぼされた古代アステカ王国。

 


個性的な人物の生き生きとした描写や、小説みたいな奇想天外なストーリーにワクワクしながら一気に読めました。

 


古代の話がまさかこんなに面白いとは思わなかったです。


国が滅ぼされるまでの流れがよく理解できました。

 

 


とくに宗教の対立が凄まじかった。

 


生きている捕虜から心臓を取り出し神に生贄として捧げてしまうアステカ人と、 キリスト教を絶対視して改宗を迫るスペイン人。

 


どっちも絶対に譲らない。

 

 

 


アステカ王国は滅ぼされることを予知していたので敗北主義に陥ってしまった。

 


結局、鉄と馬を使うスペイン人が勝ち、占いと因習に囚われたアステカ人が滅ぶ。

 


高度な文明だったのに徹底的に破壊され、金銀財宝は奪われ、虐殺された。

 



「攻めてきたら降参してしまえば良い」などという護憲派はアステカ王国の失敗から学ぶべきです。9条という理想に囚われてはいけない。現実に合理的に対処するべき。

 

 


古代人が残虐だった、現代は違う、だから大丈夫など言えないと思う。

 


今だって弱肉強食だ。形を変えた富の収奪は続く。

 

dameotokoseityou.hatenablog.com

 

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古代アステカ王国―征服された黄金の国 (中公新書 6)

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