すぐに信頼するお人よしは利用できる。バカである。を教える国々。
西アフリカの民話
草原でワニが火に取り囲まれ、困っていた。
通りかかった人間が、ワニを助けて袋に入れて背に担ぎ、湖まで運んでやる。
袋からワニを出すと、ワニは人間に「腹が空いているからお前をこれから食べる」という。
人間はワニに、「助けてやったのだから、感謝して食べないでくれ」と頼む。そこで、ワニは、湖に水を飲みに来たロバたちに意見をきく。
ロバたちは、我々は人間を助けて人の乗り物となったり荷物を運んだりしてやるが、感謝をされたことがないと言う。
日頃使役してきた動物たちに責められ、窮地に立った人間を、ただひとり、ウサギが助けてくれる。
知恵者のウサギが、「この袋はずいぶんと小さすぎる。人間は、本当にこの袋に入れてワニをここまで運んできたのか。
ワニは、もう一度袋に入ってみてくれないか」とワニを欺くのである。
そこで、再びワニが袋に入って見せると、ワニは人間に撲殺され、食用とされることになった。
ワニの入った袋を背負った人間が村に帰ると、子が病に伏せっていた。
助けるにはワニの血とウサギの肉が要る。ちょうどワニはウサギの知恵をのおかげで袋に入れて持ちかえっている。
あとはウサギである。
助けてくれたウサギが、ほら、そこにいる…。
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中国ではお人よしはバカだと教えている。
出典:東郭先生とオオカミ
非常に固い性格の東郭先生という書生がいた。ある日、東郭先生は袋を背負い、中山国という地に向かっていたが、傷を負った一匹のオオカミが彼の前に現れ、「旦那さま、わたしは猟師に追われていおり、猟師の矢にうたれ死にかけています。わたしを救うため貴方のその袋に入れては頂けないでしょうか。このご恩は将来必ずやお返しします」と願い出た。
もちろんオオカミは人間に害を加える動物であることを東郭先生も知っている。
しかし目の前にいるこの傷を負ったオオカミを可哀相に思い必ず助けてあげようと答え袋に入れた。
まもなくオオカミを見失った猟師がやってきて、「オオカミを見なかったかいと東郭さんに聞く。「見ませんでしたよ」と東郭さんがこれに答えた。
猟師はその言葉を信用してしまい、ほかの方向へと追っていった。
狼は猟師の遠ざかる足音を確認し、「お願いします、わたしを外に出して、逃がしてくださいまし」と再び願った。
心のやさしい東郭先生は狼の言葉に惑わされ、狼を袋から外に出してやった。
ところが、狼は外に出るなり「旦那さまは善事をしてわたしの命を助けて下さった。いま、わたしは非常におなかを空かしているので、もう一度善事をしてあなたを食べさせてくださいな」と東郭先生に吼えて襲いかかった。
東郭先生は狼と戦いながら、「恩を仇で返すなんて!」と叫び続けた。このとき、鋤を持った一人の農民が通りかかったので、東郭先生はその農民を引きとめ、自分が狼を助けたが、オオカミは恩を仇で返し、自分を食べようとした経過を話した。
だがオオカミは一切否定した。しばらく考え込んでいた農民は「貴方たちの言葉は、とちらも信じられません。こんな小さな袋にこの大きな狼が入るとは思えない。この目で確かめたいので、もう一度やって見せてください」と言い出した。
これに狼は同意し、またさっきと同じく横になり、体を縮め、またも東郭先生に縄で縛らせ、もう一度袋に入ったとたんに、農民は袋の口も堅く縛り
「このようなケモノは自分の本性を変えることはない、貴方は狼に慈悲を施すなんて、バカなことをしたね」
と東郭先生にいい、鋤を振り下ろして狼を殴り殺してしまった。
ここでやっと気付いた東郭先生は、自分の命を助けてくれた農民に心から感謝した。
別の話し
ライオン(獅子)とロバとキツネが狩りに出かけた。たくさん獲物が取れたので分配する事になり、ロバが3匹に平等に分けたところ、ライオンはこれに怒ってロバを食べてしまった。
そしてキツネに再度分配を命じた。キツネは心得て、大部分をライオンのものとして、自分はわずかな物を取っただけだった。今度は満足したライオンが、なぜこのように分けたのかと聞くと、キツネは答えた。「ロバの運命が、私にこの分けかたを教えてくれました。」
http://ja.wikipedia.org/wiki/獅子の分け前
六韜・武韜の文伐篇に曰く。
武力によらずに敵を弱める(文伐)には、十二の方法がある。
これら全てを準備しておき、兆候を見てから兵を用いる。
一、相手の欲するままに振舞わせて争わなければ、驕りたかぶって油断する。
二、寵臣を密かに手なずけ、権力を君主と二分させる。
三、側近に賄賂を贈って買収し、国に害を生じさせる。
四、君主に珠玉や美女を贈って政治への興味を失わせ、媚びへつらって油断させる。
五、忠臣を厚遇し、君主へは贈物を減らして疑いを生じさせる。
また使者が来たらわざと拒絶し、交代した使者の要求を快諾すれば、前任の使者は疑われる。
六、内にいる者を懐柔し、外にいる者と離間させる。
七、君主や側近に手厚く賄賂を贈り、外へ向かう野心を鈍らせ、蓄積を浪費させる。
八、側近への賄賂を手厚くし、利得の方策によって信用させ、味方につける。
九、相手を褒めておだて上げ、虚栄心を煽って自滅を誘う。
十、相手に従い尽くして信頼を得、ひそかに謀略を巡らして時を待つ。
十一、自国の人間を密かに送り込んで要職につかせる。
十二、乱臣に美女や名馬を贈って惑わせ、謀反させる
伝カウティリヤ「アルタ・シャーストラ」に曰く。
王の権力がなければ、弱肉強食の法則が生じる。
権力に保護されることで、弱者は生き残ることができる。
人は宗教に対して心を許しやすいから、これを利用することができる。
神像に仕掛けをほどこして、神と交信しているように見せかけたり、
巧みな手段で奇跡を演じたりしてみせれば、無知な庶民を畏怖させられる。
工作員を流浪の聖者に仕立て上げ、社会不安を煽らせて国に財産を寄付させたり、
外国に潜入させて要人に礼拝させ、礼拝堂に仕掛けをして暗殺させたりもできる。
スパイを用いることはきわめて重要である。国の内外にスパイ網を張り巡らせ、
他国の君主・高官はもとより、自国の王族・高官・地方長官をも監視せねばならない。
親類・従者・扶養家族がなく、様々な占いや幻術、社交術を学んだ者を工作員とし、
あらゆる職業の者に化けて潜入させ、秘密の情報を収集させる。
教訓:善悪や貸し借りは考慮せず敵対するものがいると認識し信頼する人を選ばなければならない。
このままでは日本は彼らと同じ道を辿ります。
「魚介類が豊富で、湖にはウナギが群がっていて、カラカの実が鈴なりの島……しかも大勢いる島民は、戦うことを知らず、武器を持っていない」という知らせを、ニュージーランドにむかう途中でチャタム諸島に立ち寄ったオーストラリアのアザラシ漁の舟がもたらし、九〇〇人のマオリ族がチャタム諸島へむかって舟を出したのである。
一八三五年十一月十九日、ニュージーランドの東五〇〇マイル(約八〇〇キロ)のところにあるチャタム諸島に、銃や梶棒、斧で武装したマオリ族五〇〇人が突然、舟で現れた。
十二月五日には、さらに四〇〇人がやってきた。彼らは「モリオリ族はもはやわれわれの奴隷であり、抵抗する者は殺す」と告げながら集落の中を歩きまわった。数のうえで二対一とまさっていたモリオリ族は、抵抗すれば勝てたかもしれない。
しかし彼らは、もめごとはおだやかな方法で解決するという伝統にのっとって会合を開き、抵抗しないことに決め、友好関係と資源の分かち合いを基本とする和平案をマオリ族に対して申し出ることにした。
しかしマオリ族は、モリオリ族がその申し出を伝える前に、大挙して彼らを襲い、数日のうちに数百人を殺し、その多くを食べてしまった。生き残って奴隷にされた者も、数年のうちにマオリ族の気のむくままにほとんどが殺されてしまった。
チャタム諸島で数世紀のあいだつづいたモリオリ族の独立は、一八三五年十二月に暴力的に終わりを告げたのである。 マオリ族の兵士はこう説明する。
「われわれは、自分たちの慣習にしたがって島を征服し、すべての住民を捕まえた。逃げのびた者は一人もいない。逃げた者は捕まえて殺した。残りの者も殺した。それがどうしたというのか。われわれは、自分たちの慣習にしたがって行動したまでである」 ジャレド・ダイアモンド著『銃・病原菌・鉄』P77より
犬養毅は『話せばわかる』と自分の命を取りに来た人に語り掛けたが話し合いになることなく殺された。
ブラックケトルというシャイアン族の長は、部族が虐殺されるのを目の当たりにしても白人との和平を望んでいた。
彼のテントには白旗がかかげられており『友達だ!友達だ!』と叫んだが、それは無視され機関銃でハチの巣にされた。
その後、白人どもに女子供問わずなぶり殺されたその様と同じような未来を、我々が受けることが正しいと教育している日本は狂っているのに多くの人は気づいていないのです。
不当行為には断固抗議せよ
周りと協調して生きることは非常に大切なことである。
しかし、それは正当な相手に対してである。
不当な相手、不当な行為に対しては断固抗議しよう。
自分さえ我慢すれば・・・の姿勢が一番よくない。
その低姿勢が、相手の攻撃心をさらに助長させる。
ユダヤ式交渉術」より転載
イギリスのサッチャー女史が説いた核兵器有効論
http://ameblo.jp/ganbaredameomajide/entry-12098605116.html
日本はまさに「現代のカルタゴ」=滅亡http://ameblo.jp/ganbaredameomajide/entry-11882584175.html
無防備宣言都市が攻撃された事実http://kanryuudaisuki.ldblog.jp/archives/34294166.html
反戦運動家の正体
http://kanryuudaisuki.ldblog.jp/archives/38130300.html
集団的自衛権は当たり前
http://ameblo.jp/ganbaredameomajide/entry-11851131109.html
国を失う悲哀がわかる話「通化事件」
http://ameblo.jp/ganbaredameomajide/entry-11910359476.html
銃・病原菌・鉄(上巻) (草思社文庫) [ ジャレド・ダイアモンド ]
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愚か者でないかぎり、誠実であることは危険である。バーナード・ショー
貧しい兵士にとって最大の報酬は、丸腰の何もできない金持ちの男だ。
忍耐と寛容をもってすれば、人間の敵意といえども溶解できるなどと、思ってはならない。
隣国を援助する国は滅びる。
報酬や援助を与えれば、敵対関係すらも好転させうると、思ってはいけない。マキャベリ